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ボカロとか東方とかWJとかが好きなかんりにんの、夢とか日々とか妄想とかが詰まった小さな部屋。

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キータンたんじょうびおめでとう!!



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 今日は晴天、いい秋晴れだ。心も一緒に晴れるような空の下、人々が行き交う広場の噴水のそばでボクは人を待っていた。


Because she valuable for him.


 大好きなあの子と会うためなら、虫も探さないでただ突っ立っていることなんかお安い御用だ。待ち合わせの時間より早く着いてしまったのだけれど、だからと言って暇を持て余すことにはならなさそうだ。それは結構、悪い意味で。緑色のとんがり帽子を見つけた瞬間、ボクは直感した。だって帽子は特に目的もなく、ふらふらしてるだけのように見えたから。そして実際そうだったようで、帽子もボクを見つけては迷いもなく近づいてきた。

「やっぱりシグくんだ。こんにちは」
「こんにちは」

 とんがり帽子―もといレムレスさんは、ボクに挨拶をしてからバッグの中を漁りだした。取り出したのは、キャンディにチョコレート、それから見たことのないお菓子。それらを手のひらの上で広げてボクに見せ、「お菓子あげようか?」と聞いてくるのはもう決まり文句だ。この人は誰に会ったって一番はじめに同じようなことを聞くのだから。

「いい。歯、磨いてきたから」
「そうかい。それは失礼したね」

 そう言って彼はその内の一つを残し、他はすべてバッグの中へと戻してしまった。その包装を開けて中身を口に放り込むと、ごみはきちんとポケットの中へと押し込んだ。

「ところで、せっかく会ったから少し話をしたいんだけど、大丈夫?」
「…十分ぐらいなら」

 あの子が来たら帰ってほしいけれど、時間までにそれくらいの余裕はあった。ボクはそう答え、彼の言う話に付き合うことにした。この人と話すことはあまりないからどんな話をするのか少し気になったのだけど。


「単刀直入に聞くけれど。キミはいつになったらその呪いを解く気になるのかな?」


 …まさかこんな真面目な話になるとは思わなかった。

 そういえばこの人、昼間から一人でふらふらしてたり人に出会うとすぐお菓子をよこそうとするけど、魔法に関してはスゴイんだっけ。その呪い、とは左手のことだろう。だけど急にそんなこと言われても困る。ボクだって自分の左手のことは把握しきっていないのだから。
 答えるべき言葉が見つからなくて黙っていると、察してくれたのかレムレスさんが「難しいかな?」と続けた。

「今はまだ進行途中だろうけどね。そもそもどういう種類の呪いでその手はどんな物質で構成されているかわからないから、調べてみないと何とも言えないけれど」
「…?」
「えーと。わかりやすく、かつ極端に言うとね。キミのその呪いが、果たしてキミ自身を死に至らしめるようなものなのか、違うのか。それさえもわからないってこと」
「……!」
「わかったかな?そのまま放っておくと、キミは呪いで死んでしまう可能性もあるってことさ。だからボクは『いつになったらその呪いを解く気になるのか』って聞いたんだよ」

 つまり、この呪いの種類によってはボクは死ぬかもしれないから、この人はこんなに真面目な顔をしてしゃべるのか。
 少し動揺した。最悪の場合、ボクは今すぐにでも呪いに負けて死んでしまう可能性だってあるらしい。変化があるのが左手だけだからそれは恐らくないだろうと彼が付け加える。でも、急に進行が早まるかもしれないとも付け加えた。どちらにしろ早めに調べてみた方がいいだろうと最後に言って、彼は言葉を切った。その間ボクは、彼の口から発せられる音を聞き取るのに忙しかった。単語1つ1つを理解して、飲み込んで。レムレスさんが黙ってから、ボクの頭の中には一人の少女の姿が浮かんだ。あと数分後に会うであろう、あの子の姿が。

「…今すぐに調べさせろ、とは言わないよ。でも、呪いを解きたいと思ったら、早い目に僕を呼んでね」


 キミがまだキミの大切な人といたいなら、ね?


 そう言い残して、レムレスさんはまたふらふらとどこかへ行ってしまった。
 ボクはただ、その行方を視線で追うことしか、できなかった。



 そんなやりとりの数分後、少し慌てた様子の彼女が姿を現した。橙色の髪を揺らして走ってくる少女こそ、ボクが待っていた人。そうだ、今日は一緒に街まで出掛ける約束をしてたんだ。難しい話をして難しいことを考えてたせいで、なんだか時の流れがゆっくりに思えてきた。

「ごめんシグ。カーくんが…って、どうしたの?まじめなカオして」
「…なんにもない。いこっか」

 疑問符を頭に浮かべる彼女に笑って、ボクはその手を握ってみた。彼女―アルルはまだ疑問のようだったけど、すぐに気にしないと笑顔を見せてくれた。握り返された手にちょっとどきどきする。ボクらは当初の目的を果たすべく、歩き始めた。

 正直、自分のことなのにこの呪いのこと全然わかってなかった。確証もないのに、死にはしないだろうって楽観視してた。だけどさっきの話を聞いていて、そんな保証はないんだって気づかされた。
 もし、いつかこの呪いのせいで死んでしまうようなことになるかもしれないなら。昔のボクならそれでも気にしなかったかもしれない。でも、今はそんなことで死にたくない。そんなことで、大好きな人と一緒に居れなくなるなんて嫌だ。まだアルルの顔を見ていたい。もっと一緒に居たい。隣にいて、彼女を守りたい。だから。

(――…考えてみた方が、いいかもしれない。)





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と、いうわけでね。キータたんじょーびおめでとう!ところでぷよでシリアスってなかなかに鬼畜かったy(ry
ぷよでシグでシリアスとの注文だったのですが…。シリアス?みたいな出来にorz
そしてタイトルの英文はたぶん文法間違ってます。いつものことか(←
…ま、なにはともあれおめでとう^^これからもよろしく!

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無題
小説お疲れ様です、中々にギリギリでしたぬ`・ω・´(((殴
あ、時間的にね(笑)?


約2時間すぎたけどイエローおめでとうぉおおお!!!!!!←


死烏 2011/11/08(Tue)01:57:10 編集
Re:無題
≫死烏

お疲れ様でした、僕(笑)頑張ったよww
【2011/11/08 18:19】
にゃーーーー!
ありがとぉぉぉぉ!!

まさかのレムレス登場w 完璧なまでのシリアスありがと(*^ω^*)

大事に祭らせていただきます(笑)
キータン 2011/11/09(Wed)00:38:55 編集
Re:にゃーーーー!
≫キータン

喜んでいただけたらなにより(。・v・。)
こんなんでよければ祭ってやってくだせぇoyzあ、持ち帰ってもらっても結構ですよb
【2011/11/11 21:39】
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