ボカロとか東方とかWJとかが好きなかんりにんの、夢とか日々とか妄想とかが詰まった小さな部屋。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
記念すべき第一話がやっとできました!!
いやー、私はただでさえキーボードたたくの遅いですからね。上げれなかったらどうしよう…とおもいましたよ。一発目にしたら少し甘いかもしれませんが…。
と、同時に、初コメント頂きました!コメントって、頂くとすごくうれしいですね!
えっと、返信した方がいいんですよね。では、以下反転でお願いします
>マサさん
コメント&エール、ありがとうございます!!精一杯頑張りますので、これから“301号室”をよろしくお願いします!
では、一話は続きからどうぞ
いやー、私はただでさえキーボードたたくの遅いですからね。上げれなかったらどうしよう…とおもいましたよ。一発目にしたら少し甘いかもしれませんが…。
と、同時に、初コメント頂きました!コメントって、頂くとすごくうれしいですね!
えっと、返信した方がいいんですよね。では、以下反転でお願いします
>マサさん
コメント&エール、ありがとうございます!!精一杯頑張りますので、これから“301号室”をよろしくお願いします!
では、一話は続きからどうぞ
リビングでひとり、譜読みをしていた午後三時。わたしのぼそぼそと呟く声以外に何も聞こえないその空間を、破るように彼女は現れた。
「あ、ごめん。じゃま…かな?」
ばつの悪そうな顔で彼女―ルカちゃんは部屋に入ってきた。わたしは、ううん、と一言言って、楽譜をテーブルの上に置いて、少し伸びをした。
「そう。よかった」
「うん。そろそろ休けいにしようと思ってたし」
うそ。ほんとうはルカちゃんが来たからやめたんだけどね。しょくむほーきだよ。気づいてないだろうけどね。
彼女は台所の方へ向かって、上の棚の右側をあけて、ティーパックとあれ…ポットっていうの?を取り出して、台の上においた。
「飲み物、ミルクティーでいい?」
「うん」
そう尋ねながらも着々とお湯を沸かし始めている彼女を見て、少しは器用になったなぁ、と、ひとりで感心していた。ついこの前まで紅茶を淹れることなんてできなかったのに。まぁ、それでもまだまだ不器用なんだけどね、わたしからしたら。そんなことを考えながら、動く彼女に合わせて揺れる桜色の髪をじっと見つめていた。端から見れば変態とでも言われそうな、にやにやした顔で。
しばらくして、湯沸かし器がカチッと鳴った。
いつも思うけど、あれはなんで鳴るんだろう。頭脳チップが埋まってるわけでもないのに…。もしかしたら、わたしよりかしこいのかも知れない。少なくとも、その知らせを聞いて次の作業を始めたルカちゃんは、わたしよりよっぽど頭がいい。くやしさなんて、みじんも感じないぐらい。むしろ尊敬の念すら湧いてくるよ。
ひとりでうなずいている間に、立ち上る湯気が見えた。思考を中止して視界を現実に戻す。と、テーブルを挟んだ向かい側に、桜色の彼女が座っていた。ぱっと下を見ると、紅い液体が入っているマグカップがあった。
「ミクちゃんは、甘いものが好きだよね?」
こくっと頷いて、緑のそれを手にとって、一口飲んだ。途端に、甘みが口いっぱいに広がった。
「…どう?甘すぎた、かな?」
「ううん。すごく、おいしいよ」
わたしがそう言うと、彼女はほっとした様子で自分のを飲み始めた。
うん。すごくおいしい。初めてルカちゃんに紅茶淹れてもらったけど、甘さがすごく好みだな。お姉ちゃんに初めて淹れてもらった時は全然甘くなかったことを考えたら、これはこれでなかなかすごいことなんじゃないかな、と思った。
そうして、元あった半分ぐらいを飲み終えた頃に、彼女は問いかけるように言った。
「…そんなに甘くて、本当においしいの?」
その不安そうな真剣な顔。なにも紅茶の味聞くだけでそんな顔、しなくてもいいのに。
「おいしいよ?」
「…ほんと?うそついてない?」
ほんとうだよ。わたしは過ぎるぐらいに甘いもの好きなんだよ?いくら言っても、全然信じてくれない。それどころか、ますます不安げな表情に変わっていった。…ので、
「しかたないなぁ」
そう言って、手に持っていたカップの中身を一口口に含みながら立ち上がり、空いてる手をテーブルについて、カップをテーブルの上に置いてすぐにその手で彼女の顎を捕まえた。そして何を言わせる暇なく唇を重ねて、小さく開いたその隙間から液体を流し込んだ。これで甘くならないものはない…はず。そうでなくてもルカちゃんにとったらすごく甘いんだろうけど。
彼女の咽喉が鳴ったのを確認してから、ゆっくりと唇を離した。見ると彼女はひどく赤面していて、青い瞳はとろん、と溶けていた。
もうちょっとやればよかったかな。少し後悔しながら、どう?と尋ねた。すると彼女ははっ、として、それから赤い顔を隠すように俯いた。
「…ふつうに飲ませてくれればいいのに…」
桜色の隙間から覗く耳が周りよりも赤いことに気がついて、それからしばらくは、ふやけた笑顔を正すことはできなかった。
「……たしかに、おいしかった」
一瞬、彼女が何を言ったのか分からなくて、でもその意味を理解したときには、わたしの顔のふやけはさらに度を増した。
「…ごちそうさまでした」
テーブルに身を乗り出して彼女の額にキスを落としてから、楽譜を持って部屋を出た。
PR
この記事にコメントする
