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ボカロとか東方とかWJとかが好きなかんりにんの、夢とか日々とか妄想とかが詰まった小さな部屋。

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昨日どう森をプレイしてて、サソリとかタランチュラに刺されたときにだれが家の前まで運んでくれてるんだろう…とか思って書いてみた話です。
しっかしねむい…。あんな夜遅くまでゲームするもんじゃねえなー。


ぼくはここのかんりにん。なまえはないです。
ついでに言うと、カタチもないです。
ぼくは必要なときだけ“どうぶつ”になります。


たとえば、ほら、こんなときとか。


あーあ。また刺されちゃってるよ。この人今日だけでもう3回目だ。どれだけサソリに立ち向かってるんだろう…。

ぼくはアレが嫌いです。あの赤いのと黒いのと。村人たちを危険にさらしている虫たちは、嫌いです。

だけど、今日ばかりは、虫たちに感謝します。


この村ではあまり目立たない、短めの茶色い髪。女の子。
今日虫の被害にあったのはこの子だけ。ほかの村人が刺されなくってよかったです。
この村に住んでる人間さんたちは、躍起になってあの虫たちを捕まえようとします。だけどいつも返り討ちにあって刺されちゃいます。そのたびに、かんりにんであるぼくは刺された人の怪我の処置をしに行きます。めんどくさいけど、どうぶつのカタチになって、救急箱も持って。

海沿いの花畑。
今日の患者さんが倒れているところです。
意識はないみたい。すぐに手当てに入ります。手持ちの救急箱を開けて、ペット容器に入れてきたお水と消毒液とガーゼを取り出します。

「ちょっと染みるけど、我慢してくださいね。」

聞こえてないだろうけど一応声をかけて、傷口をお水で洗います。次に消毒液をガーゼに染みこませて傷口にそっと当てて。ぐっと力を入れて、できるだけ消毒液がいっぱい入るようにしたら、応急処置はもうほぼ終わり。あとは様子を見て、まだ毒が残っているようでしたら他の手段を取るところですが、今日のけが人はなかなかタフだったみたいです。

普通はもう少し休んでいないと動けないのに、痛がっている様子もなく、何事もなかったかのようにむくりと起き上がりました。まるで寝起きのように目を数回こすって、それから辺りを見回します。と、ぼくに気付いたようです。さっきよりも大きな目でぼくを見ています。今は“どうぶつ”であるぼくのカタチは、彼女にはどう見えているのでしょうか。少し気になります。だけどぼくには他のお仕事もあるので、できるだけ早く帰らなければいけません。

「だいじょうぶですか?一応応急処置はぼくがしておきました。まだしんどいようでしたら、家まで送りますけど…?」

ぼくがしゃべれるのにビックリしたのでしょうか。その子はびくっと跳ねて、口をぱくぱくさせました。ですが言葉にしてくれないと、わかりません。首を少し傾げると、その子はゆっくりと、言いました。

「………あなたは?」
「ぼくですか?ぼくは、この村ですよ。」

ちょっと、分かりにくかったかもしれませんね。だけどそれが答えです。
ぼくはこの村の一部であって、全部でもあるんです。ぼくが村だと言っても、決して言いすぎではないと思います。だからぼくは、この土地に住む人たち全員の名前と顔も分かりますし、だれが今どこにいるのかもわかっちゃいます。プライバシーもなにもありませんよ。ははは。

やはりぼくの言ったことが理解できないらしく、少女は首をかしげます。それに合わせてさらさらと、きれいな茶髪が微かに流れました。少女が着ている服は、村でもよく噂される街の高級洋服店のモノのはずです。そんな服を着て虫を捕まえようと奮闘する人は、初めて見ました。少し可笑しいです。飾らない感じの身なりのその子は、やっと何かを理解したらしく、口を開きました。

「あ、わたし、サソリに刺されたのね。そっかそっか。」
「そうですよ。どこか痛むところ、無いですか?」

傷口はそうひどいものではないので、きっとだいじょうぶでしょう。

そこまで言いたかったのですが、少女がぼくの言葉をさえぎってしまったために言えませんでした。

「ありがとう!あ、今まで家まで送ってくれたのも、きみだったりする?ごめんね?重かったでしょ?でも、いっつも助けてもらってたから、もし会えたらお礼を言おうと思ってたの!」


ほんとうに、ありがとう!


きれいな笑顔でした。
こんな暗い夜でも、辺りが明るく見えるぐらいに。


少女の周りが、きらきら輝いて見えました。


それからぼくは何も言えずに、少女の元を離れました。次のお仕事が待っています。山積みです。

正直、それらが苦だと思ったことは何度もあります。ですが、それがぼくのお仕事です。

ぼくがこの村であってもいい、理由になります。

だけど今日は、素直にがんばれる気がします。

あの子の笑顔が、頭に焼きついて離れません。

もう少し、覚えていたいです。この感覚を。

明日になったら忘れているかもしれません。

けれど今日残り少ない一日は、あの子をずっと思っていたい。

そんなことを考えながら、ぼくは次のお仕事へ向かいました。





ぼくはアレが嫌いです。あの赤いのと黒いのと。村人を危険にさらしている虫たちは、嫌いです。

だけど、今日ばかりは、


(―…、感謝します。)




――――――――――
偶然助けた女の子に惚れてしまう黒子さん。
最後の方のぼくは~のところの「村人」が、冒頭部分と違って単数になっているのは…。

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無題
いいな、こんな感じ
なんがやってみたいな
NDSなのが?
夜ま出、オレも同じなんだが、ニコニコすげぇ
マサ 2010/07/25(Sun)20:11:57 編集
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